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一般財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

幼児教育実践学会

幼児教育実践学会

第17回幼児教育実践学会 ポスター発表(園・個人)企画趣旨概要一覧

2026年8月21日(金)13:00~15:30

①宮崎県:玉城美千子(あおぞら幼稚園園長)、齋藤いずみ(あおぞら幼稚園主幹教諭)、仲田美和(あおぞら幼稚園学年主任)
テーマ:子どもも大人もキラキラプロジェクト ~子どもも大人も共に育つ木工活動を通して~
子どもが育つとき、大人も育っているのではないか。令和6年度、地域の大学教授を外部講師に迎え、年長保育に木工活動を取り入れた共同研究から、その問いが生まれた。のこぎりや手動ドリルを通じて、試行錯誤・諦めず作り上げる・教え合う子どもの姿が見られるとともに、職員自身も木工の魅力を発見し、子どもとともに学ぶ喜びを感じていった。令和7年度は同講師とともに自園定着の仕組みづくりへ。職員と協働しながら歩んだそのプロセスを報告する。
②熊本県:宇梶達也(荒尾第一幼稚園園長)、櫻井彩佳(荒尾第一幼稚園教諭)、末吉来望(荒尾第一幼稚園教諭)、中山彩香(荒尾第一幼稚園教諭)
テーマ:活動の停滞と環境の再構成
子どもの遊びやプロジェクト活動は、試行錯誤や葛藤によって停滞することがある。それは単に「進まない状態」ではなく、気づきや探究のきっかけとなる。実践を通し、環境の働きかけと保育者による再構成を通して、子ども同士やモノとの関係性が変化し活動が動き出す過程を考察する。さらに、「作ること」と「遊ぶこと」の往還や、一人の思いが仲間へ広がる過程にも着目し、停滞を経て立ち上がる子どもの主体性と、それを支える環境構成の在り方について検討する。
③高知県:岸本珠緒(認定こども園若草幼稚園学年主任)
テーマ:身近な生き物との関わりを支える保育者の援助
一年間身近な生き物との関わりを保育の中で大切にしてきた。森でアカハライモリとふれあい、カナヘビの飼育を通して子どもたちが興味関心を持って、推測したり調べたりする姿も見られるようになった。本発表は、子どもたちの生き物に対する心情が変化していったり、より学びを深めていったりする場面に着目して、どのような関わりや援助がその姿に繋がっていったか考察したものである。
④愛媛県:石川恵理(愛和認定こども園学年主任)、石川瑞穂(緑ヶ丘認定こども園保育教諭)、手塚幸子(愛和認定こども園保育教諭 調理師)、松永裕香(愛和認定こども園管理栄養士)
テーマ:10年後を見据えた園づくり~ランチルーム発の新実践~
10年後の園の姿を見据え新しい取組みを進めている。その1つ、ランチルームから始まった実践について2園合同で発表する。昨年新設したランチルームは、子ども達の生活に大きな変化を生み、更に主体性や協働性の育ち等、教育的価値の高い環境であることを実感している。総菜店やマルシェ、子育て支援イベント等を行い、園と保護者の繋がりも深まり好評を得ている。少子化に伴う空きスぺース活用の視点からも、姉妹園でも設置を検討しており、実践の成果と課題、今後の展望について考えたい。
⑤大阪府:藤原千尋(幼稚園型認定こども園念法幼稚園預かり保育リーダー)、楠田華子(幼稚園型認定こども園念法幼稚園主任)、上田桃子(幼稚園型認定こども園念法幼稚園保育教諭)、前田絢音(幼稚園型認定こども園念法幼稚園保育教諭)、渡邊莉菜(幼稚園型認定こども園念法幼稚園保育教諭)
テーマ:縦割り保育のあり方 ―日常の遊びと生活の中で育つ異年齢児の関わりと保育者の援助―
本園では、各学年でのクラス活動を基盤としながら、日常の遊びや生活の中で異年齢児が自然に関わる環境づくりを大切にしている。異年齢での関わりを通して、遊びや生活の伝承、年少・年中児の憧れの気持ち、助け合う姿が育ってきている。一方で、年長児への過度な期待や役割の固定化も課題として感じている。今年度は預かり保育で「バディ制」を導入した。本発表では、これまでの実践をもとに、異年齢の関わりを支える環境や保育者の援助について考えたい。
⑥大阪府:奥田さやか(幼保連携型認定こども園大阪国際大和田幼稚園保育教諭)、遠藤麻依(幼保連携型認定こども園大阪国際大和田幼稚園保育教諭)、福田尚実(幼保連携型認定こども園大阪国際大和田幼稚園保育教諭)
テーマ:2歳児クラスにおける絵画活動の継続と表現の育ち ―月齢差に着目して―
本研究は、2歳児クラスにおける絵画活動に着目し、子どもの表現の育ちを明らかにすることを目的とする。2歳児は月齢差による発達の個人差が大きく、絵画活動への取り組み方にも違いが見られる。そこで、高月齢児・中月齢児・低月齢児の数名を対象に、毎週継続して絵画活動を行い、その姿を記録・観察した。活動を重ねる中で、描画への興味や表現、色の選択、保育者や友達との関わりに変化が見られた。本発表では、継続的な絵画活動を通して見られた2歳児の表現の育ちについて報告する。
⑦大阪府:小井手瑞代(御幸幼稚園・さくらんぼ保育園副園長)、宮本江美(御幸幼稚園・さくらんぼ保育園保育教諭)、尊田真由(御幸幼稚園・さくらんぼ保育園保育教諭)、辻󠄀弘美(大阪樟蔭女子大学教授)
テーマ:絵本から広がる世界 ~大好きな絵本と出会って~
本研究は、二歳児クラスにおける絵本との関わりに着目し、子どもの育ちを明らかにすることを目的とする。絵本に興味はあるものの、すぐに片付けてしまう姿が見られたことから、環境の見直しや保育者の関わりを工夫した。食育活動で出会った一冊を通して絵本の世界を広げ、内容を子どもが実体験する中で、ごっこ遊びへと発展した。さらに保護者と共にメニューを楽しむ機会を設けたことで、家庭でも興味が深まり、関心の広がりが見られた事を報告する。
⑧大阪府:鬼頭沙織(認定こども園おしお幼稚園保育教諭)、河野恵(認定こども園おしお幼稚園保育教諭)、森原宏紀(認定こども園おしお幼稚園保育教諭)、加藤花(認定こども園おしお幼稚園保育教諭)、杉本依里(認定こども園おしお幼稚園保育教諭)
テーマ:環境との対話がもたらす子どもの変容―見取りとプロジェクトによる実践報告―
本発表では、0歳から5歳までの発達の連続性に着目し、子どもの内発的な探究心を支える保育実践を報告する。乳児期においては、応答的な環境との関わりの中で生まれる微細な心の動きを「見取り」として記述し、保育者の援助の在り方を検討した。また、幼児期においては、プロジェクトアプローチの実践を通じ、子どもの興味・関心が深まり協同的な学びへと姿が変容していく過程を分析した。全学年を通じた実践から、主体性を育むための環境構成と記録の意義について考察したい。
⑨大阪府:田村陽子(ひまわり幼稚園保育教諭)、四柳愛(ひまわり幼稚園保育教諭)
テーマ:自園の子育て支援の取り組み~みんな知ってる?~
ひまわり幼稚園では子育て支援の取り組みとして、未就園児を対象とした園庭開放・2歳児クラス「セサミクラス」・誰でも通園制度などを行っている。ただ、園の職員全員に事業の内容の詳細や目的の共通理解が不十分であるのが現状である。園全体で子どもたちの育ちを見守り保護者の思いや悩みに寄り添っていくにはどうすればいいのかを試行錯誤しているところである。どのように職員間での共有をされているのか?意見交換したい。
⑩大阪府:西川知里(幼保連携型認定こども園庄内こどもの杜幼稚園保育教諭)、永岡真由(幼保連携型認定こども園庄内こどもの杜幼稚園保育教諭)、尾崎真愛(幼保連携型認定こども園庄内こどもの杜幼稚園保育教諭)、塩塚ひとみ(幼保連携型認定こども園庄内こどもの杜幼稚園教頭)
テーマ:園としての環境構成に対する考えを位置づける
園内研修の学びが参加者に留まり、研修不参加者のみならず、今後入職する職員へも伝えることができればとの課題意識を持っていた。それを解決するため通年研究企画「庄内ラボ」を立ち上げ、外部講師と継続的に取り組むこととした。今年度は、担任から繰り返し課題として挙がる「遊びや生活の環境構成」をテーマに設定した。方法論の習得にとどまらず、その必要性や考え方、具体的な構成と再構成の在り方まで含め、根本理解の整理と共有の過程一端を示したい。
⑪大阪府:吉岡美香(幼稚園型認定こども園高槻双葉幼稚園主幹教諭)、吉村淑子(幼稚園型認定こども園高槻双葉幼稚園主任)、前土井京子(幼稚園型認定こども園高槻双葉幼稚園教諭)
テーマ:地域とつながる子育て支援とは ~家庭と触れ合う関係性の一歩~
地域における子育て支援は、家庭だけで抱え込まない環境づくりが大切である。本園ではここ数年で様々な『子育て支援』の取り組みを行ってきた。園庭開放については参加者も増え、交流を通し一定の成果もみられる。しかしその一方で、地域とのつながりには課題も感じている。私たちは、子どもを中心に据えた支援のあり方や、地域全体で子育てを支えるために園として取り組む具体的な方策について、現状を整理しつつ今後の課題や継続可能な支援の視点と、実践事例も踏まえながら考えていきたい。
⑫大阪府:安達かえで(せんりひじり幼稚園副園長)、鍛治和明(せんりひじり幼稚園保育教諭)、澤木京子(せんりひじり幼稚園保育教諭)、行武美晴(せんりひじり幼稚園保育教諭)、安達光(せんりひじり幼稚園保育教諭)
テーマ:預かり保育における「ヒマ(ゆとり)」と「異年齢」が生み出す豊かな遊びの世界 ~見守りの専門性を支える対話的会議と情報連携~
園で長時間過ごす子どもたちは、午前の教育時間と午後の預かり保育という二つの異なる環境の相乗効果により、豊かな育ちを見せている。午後の「十分な時間=ひま」と「異年齢の関わり」が、偶発的で面白い遊びを生み出している。本発表では、その遊びを支える預かり保育担当者の「子ども理解のための対話的会議」、午前と午後の多面的な情報連携、見守る専門性といった「組織的構造」を可視化し、子どもの豊かな遊びと育ちが生まれる営みを実践事例をもとに整理し俯瞰する。
⑬大阪府:中嵜怜(幼保連携型認定こども園神童幼稚園主幹教諭)、米村有加里(幼保連携型認定こども園神童幼稚園保育教諭)、白井香帆(幼保連携型認定こども園神童幼稚園保育教諭)、木村葵(幼保連携型認定こども園神童幼稚園保育教諭)、高木麻衣(幼保連携型認定こども園神童幼稚園保育教諭)
テーマ:「のびのび広場」で育つ心と体
「のびのび広場」とは、園庭で子どもが心・体・思考をフルに使い、保育教諭の過度な介入なく遊び込む活動である。本発表では、当園が大切にする「見守りと声かけ」「みさとっこぞうり」「異年齢の関わり」を全職員で再確認する。あわせて、遊びを支える土台となる「四つの間(時間・空間・仲間・手間)」を改めて重視し、これらを深掘りする中で見えてきた課題に丁寧に取り組みたい。実践の振り返りを通じ、子どもの主体性を引き出す保育の更なる向上を目指す。
⑭奈良県:宮本忠史(さくら幼稚園園長)、岡本かおる(さくら幼稚園教頭)、中尾千恵(さくら幼稚園主幹教諭)、杉田真那(さくら幼稚園教諭)、中束仁美(さくら幼稚園学年主任)
テーマ:食育を通して目に見えない子どもたちの力を育んでいこう
野菜の栽培活動を通して、触る・見る・嗅ぐ・味わう経験をしている。3歳児は4月当初、畑の土の上を歩くこともおぼつかなかったが踏ん張れるようになり、新鮮な野菜を食べ続けてきたことで進んでおかわりをする子も増えた。また、幼児期に腸の環境を整えることが脳の発達とも関連し、感情抑制にも繋がることを聞き、子ども達の今とこれからのウェルビーイングにも繋がると信じている。食育を通して健康だけでなく実体験でしか味わえないことも大切に様々な面での土台づくりを続けていきたいと思う。
⑮兵庫県:宮﨑英輔(認定こども園武庫愛の園幼稚園指導教諭)、金岡樹里(認定こども園武庫愛の園幼稚園学年主任)、平田夕子(認定こども園武庫愛の園幼稚園保育教諭)
テーマ:新生活に不安を抱える年少児にとっての安心(を保障する)とは?
4月より家庭という安心の場から一歩踏み出して園生活をスタートした年少児。今年度は子ども達が担任・クラス・園に安心感を持てるよう、「子どもの気持ちに寄り添う」を軸として、4月の保育の在り方を改めて見直した。その中で、ペアで保育に入る職員の存在が子どもやクラス担任にどのような影響を与え、子ども達の安心に繋がる保育にどのような役割を果たしているのかを明らかにしたいと考えた。そこで、自園の職員だけでなく、姉妹園にもアンケートの協力を依頼し、その結果を基に考察する。
⑯兵庫県:森陽一(認定こども園立花愛の園幼稚園副園長)、濱名潔(認定こども園立花愛の園幼稚園法人副本部長)、大山絵里奈(認定こども園立花愛の園幼稚園学年主任)、古川智規(認定こども園立花愛の園幼稚園学年主任)、木曽真由香(認定こども園立花愛の園幼稚園学年主任)
テーマ:当たり前にしているけれど、「当番活動」って何だろう? ~各年齢の子どもが感じていることや育ちとは?~
当番活動では、普段以上に「やってみたい」「自分がやるんだ」とはりきる姿や、友だちの当番活動に関心をもち、温かく見守ったり応援したりする姿が見られる。このような「当番活動」は、教師の手伝いではなく、子どもがクラスの一員として役割を担い、貢献できたことや協力したことを実感する機会であると考える。本発表では、日常的に行われている当番活動について改めて捉え直し、子どもにとっての意味や価値を年齢別に考えてみたい。
⑰兵庫県:西村純子(幼保連携型認定こども園西須磨幼稚園学年主任)、梶川華月(幼保連携型認定こども園西須磨幼稚園学年主任)
テーマ:認定こども園における働き方改革 ~可視化によって残業をなくし定時に退勤するチームづくり~
認定こども園では、多様な保護者ニーズへの対応や行事・書類業務の増加により、長時間労働や持ち帰り仕事が常態化しやすい現状がある。本発表では、働き方改革を通じた現場のチームづくりについて、情報共有の仕組み化と業務の可視化を軸にした実践を報告する。従来の属人化した業務や非効率な働き方を見直し、全職員が定時内で働く体制を構築した。その結果、時間的余裕が生まれ、保育内容の見直しや行事の精選が進み、保育の質の向上につながった。
⑱兵庫県:宮前瞳(幼保連携型認定こども園はまようちえん保育教諭)、⼆⽊あずさ(幼保連携型認定こども園はまようちえん保育教諭)、樋⼝真由(幼保連携型認定こども園はまようちえん保育教諭)
テーマ:あそび空間の再考察 〜⼦どもの姿からつくる『あそび空間MAP』〜
はまようちえんでは、⼦どものあそびを起点に環境を捉え直し、職員間の共通理解を深めることを⽬的として、『あそび空間MAP』を作成した。仙⽥満(1998)の「六つのあそび空間」の理論をもとに、若⼿とベテランの保育者が対話を重ねながら園庭環境を再定義した。その過程で、保育者⾃⾝の空間理解に偏りがあったことに気づいた。本発表では『あそび空間MAP』作成のプロセスと空間の可能性についての広がりや保育者の意識の変化について発表する。
⑲兵庫県:中川小百合(認定こども園七松幼稚園保育教諭)、仲宗根愛莉(認定こども園七松幼稚園保育教諭)、岩野志保(認定こども園七松幼稚園主幹保育教諭)、西村亜実(認定こども園七松幼稚園主幹保育教諭)、志方智恵子(認定こども園七松幼稚園副園長)
テーマ:日常の保育から地域と繋がる持続可能な開発のための教育の実践
ユネスコスクールである当園は、子どもの主体的な発想を起点とした保育を展開し、地域社会と連動した「持続可能な開発のための教育(ESD)」を実践してきた。本発表では、日々の製作活動や園外保育、行事等を通じて育まれた子どもたちの興味・関心をいかに地域連携へと発展させ、そのプロセスを効果的に発信していくべきか、当園の試行錯誤の取り組みを発表する。あわせて、これまでに取り組んできた地域社会との具体的な事例について報告する。
⑳京都府:鳥居咲江(泉山幼稚園教諭)、齊藤江美(泉山幼稚園教諭)、岡井結愛(泉山幼稚園教諭)、土出佳歩(泉山幼稚園教諭)
テーマ:“それってどういうこと?”から広がる世界~子どもが夢中になる探究と教師の心持ち~
本園では、日々の生活の中で生まれるさまざまな出来事に対し、子どもたちが期待を抱いたり、心を動かしたりできるような仕掛けを取り入れた保育を実践している。そうした出来事をきっかけに「そうかもしれない」「それってどういうことだろう?」と、子どもたちの想像が広がり、遊びの中に取り入れながら豊かな発想へとつながっていく。本発表では、子どもたちが次々と探究を深めていくための保育実践と、それを支える教師の心持ちについて発表する。
㉑京都府:宇佐美景子(佛教大学附属こども園副園長)、田辺恋奈(佛教大学附属こども園保育教諭)、八田美緒(佛教大学附属こども園保育教諭)、岩倉瑞希(佛教大学附属こども園保育教諭)、浅井紀美子(佛教大学附属こども園主幹教諭)
テーマ:子どもが夢中になって遊ぶ園庭~異年齢児の関わりを大切に~
こども園に移行して3年が経過したが、園庭は幼稚園の頃のままの状態でさまざまな遊びが混在している。そのため、0~5歳児が安心してやりたいことをじっくり取り組める場所にはなっていないのではないかという課題が浮き彫りになってきた。どの年齢の子どもたちも、夢中になって主体的に遊んだり仲間とつながったりしていくためには、どのような環境作りや保育者の援助が必要なのか…。私たちはそれを考え取り組んでいく過程や子どもたちの遊びや育ちの変容を発表する。私たちの悩みを皆さんと共有させていただき、共に考えていけたら…と願っている。
㉒福井県:大栁世津子(認定こども園福井佼成幼稚園園長)、松田知峰(認定こども園福井佼成幼稚園保育教諭)、荒通雄(認定こども園福井佼成幼稚園保育教諭)
テーマ:子どもの「やりたい!」を早朝から夕方まで保障する仕組みづくり
我が園が一つの事業として取り組んでいる、にこにこクラブ(早朝および夕方預かり保育)。集団生活での日中保育とは異なり、緩やかな時間や場所、過ごし方を子どもたちに保障することをねらいとしている。ふと寂しさを感じながらも、担当保育者に見守られながら存分に自己発揮し、子どもたちが“明日への活力”を生み出す時間となるための試行錯誤の過程や実践を報告する。また、預かり保育の在り方を皆様とともに考える機会となればと思う。
㉓福井県:福澤惇也(小鳩幼稚園理事長、中国短期大学講師)、髙橋司(小鳩幼稚園園長、佛教大学名誉教授)、和田友香梨(小鳩幼稚園副園長)、吉田美幸(小鳩幼稚園主任)、橿尾真生(小鳩幼稚園教諭)
テーマ:保育者はICTを子どものために使えているか―指導計画の立案におけるICT活用の意識に関する研究―
幼稚園教育要領ではICTを幼児の直接体験を豊かにする手段として位置づけており、中央教育審議会答申もICTを活用しながら幼児の直接的な体験を更に豊かにすることを求めている。しかし保育現場におけるICTの活用は業務の効率化に偏重しているという実態が示されており、保育者が指導計画の立案においてICT教材を子どものために自律的に活用しようとする意識の実態は明らかになっていない。ICTが子どものための保育に生かされるかどうかは保育者の意識にかかっている。本研究はその実態を明らかにし、保育の質の向上に資する基礎的な知見を得ることを目的とする。
㉔富山県:波岡千穂(堀川幼稚園副園長)、花井容子(堀川幼稚園主幹教諭)、佐伯香理椰(堀川幼稚園保育教諭)、篁有紗(堀川幼稚園保育教諭)
テーマ:子どもの「なぜ?」が学びを動かす ~1歳児から5歳児の探究心を育む環境と援助~
子どもたちは、身近な環境や事象に主体的に関わる中で、「不思議だな?」「どうしてだろう?」「やってみたい!」という思いをもち、繰り返し試したり工夫したりしながら探究している。「探究心が育まれている」と感じた場面の写真を持ち寄り、学年ごとの姿や学び、探究心の育ちのつながりについて読み取る。また、探究心を支える保育者の援助や環境構成について振り返り考察する。
㉕神奈川県:桑原紀子(認定こども園かもいようちえん指導教諭)、白石里奈(認定こども園かもいようちえん保育教諭)
テーマ:続・続ちょうどいいってどれくらい?
子どもたちの虫との関わりをきっかけに加減行為について考えてきた。生活の中で、子どもたちのちょうどいい(加減)を探っていくことで『物に対するちょうどいい』『人との関わりにおいてちょうどいい』が徐々に見え、加減は育ちの重要素と考えた。そんな中、昨年、5歳児Yくんの「ちょうどいいってみんなちがうんだよ」の言葉が腑に落ちた。この言葉は哲学的であり『加減』の広がりを感じた。これまでの研究を踏まえ、更に様々な角度から追究してみたいと思う。
㉖神奈川県:淵脇彩海(初音丘幼稚園教諭)
テーマ:子どものつぶやきって面白い! 〜海賊船が発表会に?!〜
子どもたちの姿やつぶやきから保育を見直していった時、クラスの活動や行事のあり方について悩みが出る。子どもたちの気持ちを大切にしたクラスの活動はどう作っていくか?本発表では、子どもたちの日頃の遊びが発表会の劇あそびにつながっていった事例をもとに、子どもたちと作り上げるクラスの時間について考察していく。みなさんと一緒に、子どもたちがワクワクできるクラス運営について考えていきたい。
㉗神奈川県:髙野真穂(認定こども園平和学園幼稚園保育教諭)、一色里絵(認定こども園平和学園幼稚園保育教諭)、内山惟(認定こども園平和学園幼稚園保育教諭)
テーマ:つながる平和~1歳から18歳までの子どもたちの繋がり~
自園は創立より80周年を迎えるこども園(幼稚園)から高等学校までの一貫校である。隣接している小学校とは自然と子どもたちが交流し、昨年度は特に行事や課外活動の折に中学生・高校生との交流が多く持たれた。「平和をつくり出す」を教育理念として掲げる学園にとって、学校種を超えたかかわりで生み出されたものは大きいと考える。昨年度の実践を振り返り、繋がりの中で生まれたものや、子どもたちにとってどのような経験となったのかをまとめていきたい。
㉘神奈川県:田子涼(西鎌倉幼稚園教諭)、長内美沙希(西鎌倉幼稚園教諭)、甲斐みなみ(西鎌倉幼稚園教諭)、島野萌香(西鎌倉幼稚園教諭)、津山南帆(西鎌倉幼稚園教諭)
テーマ:スローペダゴジーの視点から見つめ直す「わくわく」と保育 ―こどもの没頭と主体性につながる実践の探究―
これまで、保育の中で生まれる「わくわく」やつぶやきを大切に、幼児期の経験の深まりを意識する保育実践を重ねてきた。そして、その中で保育者自身もわくわくを感じることの大切さに気づく一方で、「わくわく」への先回りとなる関わりをしてしまう場面も見られた。そこで本研究では、新たに出会った「スローペダゴジー」とこども時間の視点から保育を見つめ直し、こどもが没頭する姿や遊び、主体性、環境の作り方に着目し、実践のプロセスを通して保育の質の向上への手がかりを探究する。
㉙神奈川県:亀ヶ谷元譲(宮前幼稚園副園長)、和田恵美(宮前幼稚園主幹教諭)、藤田晴香(宮前幼稚園保育教諭)、筒井美琴(宮前幼稚園保育教諭)
テーマ:実習生と園が共に育ち合う実習の在り方の探究
園と実習生が協働して子どもの育ちを支える実習を探究している。当園の従来の実習指導観は保育者自身の実習経験に影響され、ともすると「教える・教えられる」関係になりがちであった。「学生に経験してほしい事は何か」を問い直し「ともに育ち合う」関係を目指している。実習生が撮影した写真での振り返りや、ウェブマップで興味を可視化し環境構成を共に考える手法を導入。対話を通して双方が子どもの世界の面白さに気づき、学びを深め合った実践をもとに今後の実習の在り方を共に考えたい。
㉚東京都:黒﨑知子(吉祥寺学園第一幼稚部・第二幼稚部主任)、岡まど花(吉祥寺学園第一幼稚部・第二幼稚部教諭)、角田のぞみ(吉祥寺学園第一幼稚部・第二幼稚部教諭)
テーマ:音と表現「なんで音ってあるんだろう?」~4歳児 音探しの旅~
昨年度は「色」や「光」に関わる表現に着目した。子どもたちの「やってみたい」という興味関心を大切にして環境構成をしていった結果、のびのびとした表現活動に広がっていった。そこで今年度は、「音」の領域へと展開し、保育者が音に対する意識や感度を高めて子どもたちと関わった。子どもの言葉や表現を受け止めながら、子どもが音と向き合い、問いを深めていくプロセスを追い、援助や環境構成の工夫を記録した。本実践をまとめて共有する。
㉛埼玉県:土澤真菜(神戸幼稚園教諭)、千代田正美(神戸幼稚園園長)、吉澤楓(神戸幼稚園教諭)、齋木愛海(神戸幼稚園教諭)、堤まりか(神戸幼稚園教諭)
テーマ:鳥の目を持った保育者になりたい!No.5
「よりよい保育は保育の振り返りから始まる。」の考えから、ECEQ®公開保育をきっかけに、月1回の外部講師による勉強会、記録を共有する園内研修により、子どもたちの遊びの記録の取り方の変化をまとめた。全職員が同じ記録を取るのではなく、学年や教員のキャリア、課題に合わせた取り方を考え、各担任と方向性のすり合わせを行った。保育サポート(保育補助)間では、園長からの助言や担任の思い、子どもの様子の情報交換する場を設け、共通理解に繋げた。
㉜群馬県:赤石理恵子(ひまわりこども園副園長)、清水一生(ひまわりこども園保育教諭)
テーマ:子どもと保育者が育ちあう遊びの探求~2年間のラボ活動の記録より~
2年前より午後保育に着目し、少人数で遊びを探求する「ラボ活動」という取り組みを行っている。内容は様々であるが、子どもの「やってみたい」を大事にし、保育者はクラスや役職に関係なくラボを担当し活動している。取り組みを開始した当初は子どものやりたいことに保育者が寄り添い進めていくことを考えていたが、実践を重ねるにつれ、保育者自身のやりたいことが試される結果となった。ラボ活動を通じた子どもや保育者の変化を省察する。
㉝栃木県:新海陽世(児童発達支援センターシャローム言語聴覚士)、萩原香菜子(認定こども園西那須野幼稚園主任)、畦上恭彦(国際医療福祉大学教授)、奥原忍(認定こども園西那須野幼稚園副園長)
テーマ:幼保連携型認定こども園と児童発達支援センターの連携によるインクルーシブ保育・療育の実践
幼保連携型認定こども園西那須野幼稚園では、併設する児童発達支援センター「シャローム」との連携により、保育と療育の一体化によるインクルーシブ保育・療育を実践している。本実践は、障がいの有無によって子どもを分けるのではなく、日常生活を共にする中で相互に育ち合う環境形成を目的とするものである。保育者に加え、看護師、保健師、公認心理師、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士等の多職種が生活場面に関わり、一人ひとりの発達支援を行っている。本発表では、その理念、実践方法、多職種連携のあり方について報告する。
㉞山形県:宮本佳奈子(ひかり幼稚園認定こども園主任)、會田さおり(ひかり幼稚園認定こども園保育教諭)
テーマ:幼小連携 ~こどもをまんなかにつなげる~
令和6年度に「山形県幼児教育研究協議会」にて「幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進について」を研究主題に発表したことや、市町村で幼小連携部会が立ち上がり自園で公開保育を行ったことで、小学校との交流がより進んでいった。日々の保育を振り返りながら、こどもをまんなかに園と小学校をどのようにつないでいくか職員間で話し合い、これまで研修会などに参加して得られた成果と今後の課題について考える。
㉟宮城県:柴崎和見(緑ヶ丘第二幼稚園教頭)、蝦名佐加美(緑ヶ丘第二幼稚園主任)、加藤花菜(緑ヶ丘第二幼稚園教諭)
テーマ:主体性を育む保育~幼児が自分から興味をもって関わりのびのびと自己表現するための環境について考える
本園では、主体的に考え、工夫しながら遊びや生活に関わる幼児の姿を重視し「自分で考え工夫する」「幼児と一緒に創り上げていく保育」等を教育目標・ねらいの軸として保育を実践している。今一度、主体的な幼児を育む環境や援助とは何かということを今一度教員間で共通理解を図るために、保育を見直し、行事のねらいや在り方について対話を行っていく。その中で、幼児の姿を的確に捉え、主体性を引き出す環境の在り方について理解を深め、教員間で継続的に対話を重ねることで、保育実践の質の向上に活かしていく。
㊱宮城県:鈴木重子(矢本はなぶさ幼稚園教頭)、木村音々(矢本はなぶさ幼稚園教諭)
テーマ:豊かな心を育む~ICTを活用した保育を通して~
本園では、令和3年度から「豊かな心を育む」を研究主題としている。昨年からICTを活用した保育をサブテーマにし取り組んできた。ICTを保育に生かす中で、子ども達の興味関心を高め、主体的な学びを深める効果を感じた。今年度は、研究視点を学年ごとに再検討したうえで実践内容を定めた研究を深め、子ども達の活動が豊かに育まれるような保育の展開を図ったことについての発表をしたいと考える。
㊲宮城県:佐藤美優(蒲町こども園保育教諭)、山本裕美(蒲町こども園主幹教諭)
テーマ:子どもたちの「やりたい」を活かした発表会の実践を目指して
これまでの本園の発表会では、主に創作劇に取り組んできた。クラスの友達と1つのものを創り上げる楽しさや達成感を感じる子がいる一方で、保育教諭の中では、決められたセリフや動きを覚えることは主体的な活動と言えるのか、疑問を感じる点もあった。そこで、令和7年度年中・長組では、普段行っているうきうきタイム(異年齢でのコーナー遊び)での遊びを活かし、子どもたちがやりたいことを取り入れた発表会の実践に取り組んだ。
㊳宮城県:片倉亜優(七郷こども園保育教諭)、山田栞音(七郷こども園保育教諭)
テーマ:七郷こども園イノベーション~七郷サイクルから生まれた保育者・子どもの変化~
子どもたちが主体的にかかわり意欲的に活動するための工夫を「にこにこデーの取り組み」「本物に触れる体験」「四季を味わう環境構成」「対話と選択の重要性」「保育教諭同士が高め合うカンファレンス」「保護者の理解と協力」の6つの視点で示し、その連続性のある取り組みを「七郷サイクル」と位置付けた。「七郷サイクル」が、保育者・子どもそれぞれにもたらす変化を実践例にまとめ発表する。
㊴岩手県:八重樫法子(ふたば認定こども園横川目こども園主幹保育教諭)、髙橋愛花(ふたば認定こども園横川目こども園指導保育教諭)、金野結菜(ふたば認定こども園横川目こども園保育教諭)
テーマ:なぜ“今”なのか ~泥だんご作りに見る、子どもの「機が熟す」とは~
保育者の意図したかかわりが、子どもの夢中につながる場合とそうでない場合が見受けられるのが私達の現状である。子どもは、なぜ“今”夢中になったのか、「機が熟す」には様々な要因が絡み合っているのではないかと考える。良かれと思ってかけた言葉が、用意した環境が、子どもの興味関心を捉えたものだったのかどうか、子ども理解に立ち返る必要がある。私達の子ども理解が一歩進むために、参加者の皆様と共に泥遊びの実践を振り返り、今後の保育の手立てとしていきたい。
㊵青森県:吉田恵美(百石幼稚園園長)、宮澤亜美(百石幼稚園保育教諭)、新山美樹(百石幼稚園保育教諭)
テーマ:子どもと作る、私たちらしいクラス活動の取り組みへの挑戦
当園では、子ども一人一人の良さを生かすとともに、保育者一人一人の個性や得意分野も生かした保育を大切にしている。各クラスでは年間テーマを設定し、保育者が子どもの興味や学びにつながる環境を提案しながら、子ども自身が「何をしたいか」「どう実現するか」を考え、主体的に活動を進めている。本発表では、こうした実践を通して見えてきた工夫や課題を紹介するとともに、新しい活動への挑戦や、多様な特性をもつ子どもが安心して参加できるための支援の在り方について共有する。子どもと保育者、それぞれの良さを生かす保育とは何かを、参加者の皆様とともに考え、よりよい実践につなげる機会としたい。
㊶北海道:玉利真人(認定こども園高丘幼稚園副園長)、藤林茉由夏(認定こども園高丘幼稚園副主任)、杉澤 萌(認定こども園高丘幼稚園保育教諭)、佐藤優花(認定こども園高丘幼稚園保育教諭)
テーマ:壁のない園舎が適応力、自律的集中力を育む~段階的空間開放型保育システム~
本作は、視覚情報に囚われがちな幼児期の子どもが、壁のない開かれた空間でも主体的に集中力を育める「段階的空間開放型保育システム」である。可動式棚やラックによる緩やかな区切りから段階的に開放へ向かう環境のグラデーションにより、情報が混在する現代社会で自律して没頭できる高い適応力、集中力を培う。同時に、この段階的空間開放が保育者間の多層的なチーム保育を促し、その高度な実践を発信することで、保育士等の社会的地位向上と未来の教育環境のアップデートを目指す。
㊷北海道:武居晴子(大地太陽幼稚園主幹教諭 栄養士)、幸村るな(大地太陽幼稚園主任)、岡部里彩(大地太陽幼稚園栄養士)
テーマ:地産地消の食育ネットワーク作り『みんなで囲む満天食卓』
園の畑で育てた野菜や山菜、地域で採れる食材をオリジナルレシピの食育ランチとして給食提供している。園児たちが、初めての食感に味覚の幅を広げていく。家庭で取り入れられる食育レシピの提案と地域市民とのクッキング&食育パーティーイベントなどみんなで囲む笑顔あふれる食卓づくり。また、トレーサビリティや生産者の方との交流を通して感謝や食育ネットワークの大切さを知る。自分で選んで食べる力。食からはじまる生きる力を地域で取り巻き、みんなで子どもを育てていきたい。
㊸北海道:五日市明莉(美晴幼稚園主幹教諭)、泉真樹(美晴幼稚園教頭)、長門汐鈴(美晴幼稚園教諭)、長谷川ルミ(美晴幼稚園教諭)
テーマ:ともに育ち合う 〜ささやかな支え合い〜 わたし、あなた
わたしたちの幼稚園は異年齢でクラスを編成し、特性のある園児など様々な(多様な)子どもたちが共に生活している。その環境の中でお互いのことをよく理解しているからこそ、子ども同士の助け合いは必要最低限のものとして行われている。わたしたち保育者も子どもの可能性を引き出す関わりとしてこの「ささやかな支え合い」を大切に保育実践を行う中で、子どもたち同士の関わりから学んだことを皆様とも共有、検討していきたい。
㊹北海道:豊田千佳子(幼保連携型認定こども園さつなえのもり園長)、有馬里香(幼保連携型認定こども園さつなえのもり教頭)、秋田亜美(幼保連携型認定こども園さつなえのもり主幹教諭)
テーマ:子ども主体の保育がもたらした【行事と保護者意識】の変化
子ども主体の保育への転換をきっかけに、従来の行事がもつ目的や進め方を問い直した。子ども1人ひとりの思いや関わりを大切にした行事へと再構築する中で、子どもたちの主体的な姿や表現に変化が見られた。こうした過程や子どもの姿を丁寧に保護者に伝えることで、保護者の行事に対する捉え方や関わり方にも変化が生まれた。今回の発表では、この実践を通して、子ども主体の保育が行事の意味をどの様に変え、保護者意識にどのような影響を及ぼしたのかを考察する。
㊺北海道:柳瀬優璃(はやきた子ども園保育教諭)、佐々木莉久(はやきた子ども園保育教諭)、若林葉月(はやきた子ども園保育教諭)
テーマ:地域とともに育つ子ども達
本園では、日頃から芋掘りや田植えなどの自然体験や地域で働く保護者とのつながりから生まれる活動を通して、地域と密接な関係を築いている。また、65歳以上の方を対象としたクラス「えんじょい組」の設立により、園内外で子ども達と地域の関わりが一層深まっている。こうしたシニア世代を含む多様な人々との触れ合いや地域との継続的なつながりを通して子ども達がどのような影響を受け育っていくのか、その具体的な姿について考察する。
㊻北海道:宗真奈美(認定こども園ほしおきガーデン星の子幼稚園主幹教諭)、内澤春歌(認定こども園ほしおきガーデン星の子幼稚園主幹教諭)
テーマ:自由な時間が育てる学びとつながり~預かり保育の実践から~
こども園に移行したことで、園で過ごす時間が長くなり、預かり保育の時間が果たす役割は大きくなっている。本実践では、異年齢で関わる時間と同年齢で過ごす特別な時間を設定し、その中で見られる子ども同士の関わりや遊びの広がりに着目した。自由度の高い環境の中で見られる“素”の姿や主体的な遊び、互いに学び合う姿、さらに年長児が年下の子に関わる姿から、預かり保育における学びとつながりについて考察する。
㊼北海道:村元秀之(認定こども園札幌第一幼稚園園長)、中村紗織(認定こども園札幌第一幼稚園保育教諭)、清水彩世(認定こども園札幌第一幼稚園保育教諭)
テーマ:環境構成【遊ぶから遊び込むへ】
今年度より「環境構成」に着目して研究を進めている。環境構成とは、単に物的環境を整えることではなく、子どもの姿や言葉から一人ひとりの願いを丁寧に捉え、保育者の願いと重ねながら必要な環境や関わりを考えることである。その積み重ねにより、「遊ぶ」姿が「遊び込む」姿へと深まり、主体的な学びや探究へつながる環境構成と保育者の関わりについて考察する。
㊽北海道:五十嵐海亜(恵庭幼稚園保育教諭)、井内聖(北海道文教大学客員教授)
テーマ:子どもと保育者の「意味づけのズレ」に応答する保育実践 ―子どもの遊びの展開に着目して―
遊びとは誰かに勧められるものではなく、子どもが意味をつくり、おもしろがるものである。本発表は大人と子どものモノや環境への「意味づけのズレ」に着目した。このズレをきっかけに遊びが展開した3つのエピソードを通して、子どもの遊びが豊かに、主体的に広がる姿を伝える。ズレをきっかけに、保育者と子どもが応答しながら、ワクワクと共に遊びを創り出していく保育の魅力を探る。
㊾北海道:小林牧生(認定こども園北見幼稚園理事長)、坂野穂乃佳(認定こども園北見幼稚園保育教諭)
テーマ:家電分解遊びから広がる身近な環境の探求~年中4歳児が考え作り表現したプロジェクト活動~
壊れた電話のおもちゃを分解する遊びから、家電の分解作業や中の部品に興味が広がった。様々な家電を分解する中で発生した分解部品を捨てようとした時に、分別する必要があることに気づいていった。ゴミへの関心が高まり、公園に行ってもまずゴミ拾いする子ども達だった。ゴミ処理場も見学した。分解部品を使った制作活動では、捨てられるはずだったゴミが子どもたちの手で再び命を吹き込まれた。子ども達主体で創作した劇『きれいを取り戻した海と公園』の発表を含めたプロジェクト活動の報告。
㊿北海道:雨山朋未(認定こども園札幌ゆたか幼稚園年中組学年リーダー)、長谷部静(認定こども園札幌ゆたか幼稚園年長組学年リーダー)、阿部拓也(認定こども園札幌ゆたか幼稚園2歳児リーダー)
テーマ:保育を支える道標のアップデートを目指して
本園では子どもの姿を起点に保育を創造することを大切にしている。しかしながら、保育の『計画』や『振り返り』を基に日々の実践を紡いでいる現状がある一方で、保育者各々の感覚に委ねられている部分も多いため、現在、年間指導計画や記録のあり方を見直し、より理論に基づいた保育を営むことで実践知を高めていきたいと考えている。今回は、保育を支える道標の再整理に向けた途中経過を発表する。課題や迷いも含めて皆さんと共有し、保育のアップデートに向けて共に学び合いたい。
51兵庫県:樋口詩菜(鳴門教育大学大学院生)
テーマ:保育者一人ひとりの強みを生かすチーム保育につながる園内研修について(2)―オリジナル自己評価システム「学びシュラン®」―
前回(1)の発表では、「学びシュラン®」による自己評価を、初任者からトップリーダーまでの全てのメンバーが開き合うことで、他のメンバーの課題に自ら働きかけることにつながると考察した。複雑化・多様化していく時代において、保育の質向上には、メンバー間の関係性と相互作用が重要であると捉える。本発表(2)では、その土台となる関係性づくりに着目し、維持・向上を目的とした自己評価・園内研修のあり方について提案する。
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